【NYダウ投資】取引所CFDと店頭CFDの取引概要の比較

おはようございます、ルナコです。

今日は来年から再スタートしようと思っている「NYダウ」を投資するのに取引所CFDくりっく株365)と店頭CFD比較してみたいと思います。

以前、取引所CFDを使って運用していたのですが、取引単位が大きすぎて含み損に耐えられるか分からない。。。と不安に思い、微益で撤退していました。ただ、魅力はあったので、もう少しお金を貯めてから再度トライしようと思っていたのですが、最近取引所CFDの仕様が変更になって、その変更も含めて検証してどちらを使うべきかを考えたいと思いました。

私が行いたい投資は売り買いもしますが、長期投資もありえるという形でやろうかと思っていますので、そういった投資でやるうえでの比較ということになります。

私が実際に取引するとしたら。。。という証券会社で比較しますので、取引所CFDはSBI証券さん、店頭CFDはGMOクリック証券さんで検証したいと思います。

CFDとは?
CFDはContract for difference の略で、「差金決済取引」を指します。差金決済取引とは、「差額だけをやり取りする」取引です。つまり、利益が出たら利益分のみ受取、損失が出たら損失分のみを支払う形で取引を行います。
差金決済では、担保として「証拠金」を預けることにより、取引したい金額を全額用意することなく取引ができます。これを「証拠金取引」と呼びます。つまり、FXと同様にレバレッジを効かせ、手持ち資金よりも大きな金額で取引可能ということです。引用:GMOクリック証券

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取引所CFD(くりっく株365)と店頭CFDの取引概要の違い

違いを分かりやすくするために表にしてみました。以下をご覧ください。

取引所CFD(クリック株365) 店頭CFD
1 参照原資産 NYダウ NYダウ先物
2 取引時間 通常時:8:30〜翌日6:00
(サマータイム8:30〜翌日5:00)
通常時:8:00〜翌日6:15
(サマータイム7:00〜翌日5:15)
3 レバレッジ※1 59.9倍 10倍
4 取引単位 株価指数の数値×100倍 CFD価格×10倍
5 手数料 153円(片道)※2+スプレット 無料(スプレットのみ)
6 為替の影響 なし あり
7 調整額、相当額 金利相当額※3、配当相当額 価格調整額
8 決済期限 なし なし
9 資産管理 投資者保護基金の対象
(一人につき1,000万円が上限)
信託保全
10 税制※4 20.315% 20.315%

※1 レバレッジは2017年12月12日現在の値より算出しています。
※2 手数料はそれぞれの証券会社によって変わります。上の表はSBI証券さんでの手数料です。

※3 12月18日より適用金利が円金利から外貨金利に変更となりました。
※4 2013年1月1日から向こう25年間に渡り、所得税額に対し2.1%の「復興特別所得税」が課されます。したがって同期間の税率は一律20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%(15%×2.1%)+住民税5%)となります。

同じNYダウをトレードするにも制度の違いがかなりあります。

取引概要の説明

今回、トレードに必要な項目で説明した方がいいものだけ個別に説明したいと思います。

レバレッジについて

店頭CFDはレバレッジ10倍で固定されていますが、取引所CFDは証拠金の額が毎週決められてきますので、そこからレバレッジを算出するとかなりの高レバレッジで取引できます。

現在は店頭CFDと取引所CFDはだいたい同じくらいの証拠金になっていますが、取引単位は取引所CFDは店頭CFDの10倍の取引ができます。

必要な証拠金の額が少なくて済むのは取引所CFDの方です。

取引単位について

取引単位は店頭CFDは取引所CFDの約10分の1で取引できます。初期に必要な資金は少なくて済みますので私みたいな少額投資家にはありがたいです。

調整額、相当額

まず、○○調整額と○○相当額は証券会社によって呼び方が違うだけで、ポジションを保有していることで支払ったり受け取ったりする額のことです。

ここが今回の記事の一番のポイントですが、取引所CFDは買いでポジションを保有していた場合、金利相当額の支払い配当相当額の受取があります。

金利相当額は今までは円金利を適用していましたので今の日本の金利では支払いはありませんでした。今後、円金利が大きく上がるということもしばらくはないということで、金利の支払いはなしで配当だけもらえるという投資で人気があると思います。

また証拠金を多く入れておいて買って放置という誰でも簡単にできる投資としていろいろなブログでおススメされています。これが2017年12月18日より円金利から外貨金利へ変更になりました(-_-)

今までは金利相当額0円、配当相当額年間約5万円って感じで持ってるだけで配当は貯まっていくし、NYダウは史上最高値を更新しているくらいなので、少し前から始めた人でも評価益もかなり貯まっている状態かと思いますが、これからは金利の支払いが発生してきます。

適用金利が変更になった12月18日の東京金融取引所の金利を確認してみたところ、NYダウの金利は2.48%で今のダウの価格は約25,000です。

この価格と金利で1年間保有したと仮定して計算してみると。。。

25,000(ダウの価格)×100(最低取引単位)×2.48(金利)=62,000円(年間)

現状のママだとすると年間で62,000円もの金利の支払いが発生することになります(-_-)

もらえる配当相当額は昨年からの実績で約50,000円ですから、金利の支払いの方が多くなってしまいます。。。

アメリカは金利を段階的に引き上げていっていますので、これからさらに金利の支払いが増えるということも考えられると思いますので、その辺も踏まえて取引所CFDを使っていかないといけないですね(´;ω;`)

店頭CFDは価格調整額がかかってきます。先ほどの表で参照原資産がNYダウ先物だと書いてありますが、価格調整額は先物のロールオーバーによる評価損益を調整しています。詳しい説明は私が書くよりGMOクリック証券さんの「3種類の調整額」の説明がわかりやすいのでそちらを参照してください。

店頭CFDの価格調整額は3ヶ月に1回受払が発生します。近年の価格調整額は以下の通りです。

2014年 3月 708円 6月 714円 9月 923円 12月 770円
2015年 3月 909円 6月 1,024円 9月 1,193円 12月 977円
2016年 3月 1,057円 6月 971円 9月 770円 12月 666円
2017年 3月 492円 6月 484円 9月 377円 12月 −192円

こちらは徐々に貰える額が減っていっていて直近の12月はマイナスになっています。

このあとどうなるのかわかりませんが、長期保有するとなったらここがどうなるのか気になりますね( ̄∇ ̄;)

最後に

いろいろ調べてみて思ったのは取引をするのか微妙な感じです( ̄∇ ̄;)

私はNYダウを投資するにあたって長期保有もありえるといった形でトレードするつもりですので、特に調整額、相当額のところは注目していました。

この点に関しては取引所CFDは長期保有していたら金利相当額の方が多い状態で売却ということになりそうですし、店頭CFDの方は徐々に減っていっていて直近はマイナスというところが気になります。このままマイナスになりつづけるものなのかどうかで変わってきますね。

それ以外の部分では必要な証拠金は取引所CFDの方が有利ですし、取引単位は店頭CFDの方が小さいので少額の資金からトレードを行えそうなのでこちらは店頭CFDの方がいいですね♪

というように非常に悩ましい結果になってしまいました。。。

もちろん、NYダウは値上がり益も狙える投資であるとも思いますので、金利や配当が全てではないのですが、長く投資していく中で暴落はこれからも起こりうると思います。そんな中、評価損+金利の支払いのダブルパンチに耐えられるかどうかというところがポイントかと思います。

来年から取引をしたいと思っていますが、実際に取引するかどうか、取引するならどのようにするかも含めて、もう少し状況を見てからにしようかと思います。

少なくとも店頭CFDの次の価格調整額がいくらになるのかくらいは確かめてから始めようかと思います。

また、トレードを開始する際は運用ルールなども含めてブログに掲載しようと思っています。

これからNYダウを投資しようと考えている方、また現在保有している方がいましたら参考にしてみてください。

読んでいただいてありがとうございました。

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